アルペン芦山第18回歴史ハイキング安土桃山時代「堺」(平成25年1月12日)
毎年、年4回の恒例アルペン芦山の歴史ハイキング。好評で18回目です。会員12名の他一般12名 計24名が参加されました。
アルペン芦山会員A川さんから
「堺には以前から是非行きたいと思っていました。リーダー東郷さんの解説でいろいろ知識を学びまがら楽しいハイキングでした。
裕福な堺の商人のことや、千利休の茶道のお話を伺い、お寺の多いのに驚いた」・・・と便りをもらいました。
写真もA川さんの撮影のものです。・・・A川さん写真とコメント有り難う。
写真の後段にリーダーで解説者東郷さんの報告文があります。
アルペン芦山第18回歴史ハイキング安土桃山時代「堺」
とき:平成25年1月12日(土)晴
参加者:会員12名一般12名の計24名
コース:
JR百舌鳥駅9:15〜9:30堺市博物館〜堺市茶室〜大仙古墳〜堺市博物館前バス停10:39発〜バス〜御陵通3丁目下車〜11:00南宗寺(語り部による説明)11:30〜千利休屋敷跡〜与謝野晶子生家跡〜開口神社〜菅原神社〜12:30ザビエル公園(昼食)13:00〜堺刃物伝統産業会館〜13:30妙国寺(語り部による説明)14:15〜本願寺堺別院〜14:30山口家住宅(語り部による説明)15:00〜榎並・芝辻屋敷跡〜鉄砲鍛冶屋敷〜15:15清学院(解散)歩いた距離:約10km
所感:
古代(大仙古墳)〜戦国時代(環濠集落)〜近代(堺事件)を通じての堺の歴史をめぐるハイキングでした。
まず30数年前に堺市民の寄付金で建設されたという堺市博物館を見学。建物がアーチ型で空から見ると古墳の形をしている。ここで古墳を含めた堺の全体の歴史を確認。
電力王と言われた松永安左衛門ゆかりの茶室2軒を周囲から見学し、大仙古墳の中心である仁徳陵(?)を語り部の解説で見ました。
それからバスに乗り千利休ゆかりの南宗寺に。元は今の宿院当りに戦国武将三好一族が創建。その後大坂夏の陣で焼失後、現在地に復興された臨済宗大徳寺派の寺。利休一門の供養塔・徳川家康の墓(?)がある。
その後千利休屋敷跡、与謝野晶子生家跡をめぐり、住吉大社と同じ神を祀る開口神社、菅原神社を尋ね、予定時間通り12:30にザビエル公園に着き昼食としました。
天気も良く暖かかったのでゆっくり昼食時間を取れました。ザビエル公園はフランシスコ・ザビエルが日本に布教に来て、堺の貿易商日比谷良珪の屋敷に1ヶ月滞在した(1550年こと)その屋敷跡です。
昼食後堺刃物伝統産業会館に入り堺の有力商品である刃物の見学、線香作りの実演に参加などしました。
妙国寺では、幕末から明治にかけての動乱期に起こった“堺事件”の解説を語り部さんから聞きました。本願寺堺別院は明治4年から14年の約10年間、堺県庁のあったところです。改めて歴史の面白さを感じるところです。山口家住宅は江戸時代はじめ大坂夏の陣で焼失後すぐに建築された町家。国の重要文化財に指定されている非常にめずらしい建物です。
その後戦国時代堺の鉄砲鍛冶の代表的な榎並・芝辻屋敷及び鉄砲鍛冶屋敷を外から見て、次の清学院に向かいました。
江戸後期から明治初期にかけては「清光堂」の名で寺子屋としても使われていました。堺で生まれ、日本人で初めてヒマラヤ山脈を越えた河口慧海もここで学んでいました。 こうして環濠集落時代の旧堺市内を1日6時間程をかけてめぐった歴史ハイキングでした。
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