冬山山行  北八ヶ岳 (平成24年12月末〜25年1月3日) 
  
 
アルペン芦山会員I倉さんからの便りです。
 年末年始、各地に遭難事故が多くみられました。
 アルペン芦山I倉パーテイ3名(会員2名と元会員)は厳しい状況をよくみながらの行動です。写真を撮る余裕もなかったと思います。無事終了の便りを有り難う・・・・トミおじさん
 
                                     
     
<写真と文はI倉さんより>
 正月の1日、2日は、もうれつに発達した寒波になり遭難もあちこちで起きてしまった。
 長年の冬山山行の中で1,2という、とてつもない時間を味わった。
 12/31日、昨年と同じ夏沢鉱泉小屋へ、茅野から迎えの車で1、30分の道のり、4WDの車ながら途中から雪の山道をソロソロと進む。
 鉱泉小屋は温泉に入れ年越しの振る舞い酒や、ごちそうで盛り上がる。
 1/1日、黒百合まで地図上3,30分の工程、冬山なので余分に見て5時間とし8時前に出発、トレースあり。夏沢峠では見えるはずの硫黄岳は、けむって見えず。
 箕冠山から吹きだまりの急坂を下り根石の小屋まで暖をとりに向うが吹いている。ここは強いと認識してるがそれにしてもすごい。
 小屋ではヒヤヒヤもんだったと辿り着く人や状況から沈殿。

 2日更に悪化、単独行の男性と4人で下山開始するも強風どころか烈風、三点確保は何の役にもたたず仲間は動かない。単独行に助けられながら何とかきりぬけた。
 一旦、茅野に戻り最後の目的地縞枯へ行く。吹雪で赤い標竹を頼りに進むと三角屋根の小屋があった。わざわざ行った価値のある小屋である。
 3日ようやく穏やかな天気、31日から着の身着のまま列車の人となる。
  

                           
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