妙義山縦走(平成25年5月18日〜19日)

 
アルペン芦山、女性4名パーティ(ガイドあり)から、日本三大奇勝といわれる妙義山縦走の便りがありました。
 急峻な岩場、キレットやナイフリッジを歩き景観を楽しんだ素晴らしい山行になりましたね。
 アルペン芦山会員I倉さんの写真とコメント、またY本(千)さんの感想文も届きました。・・・・便りを有り難う、トミおじさん・・

     
 妙義のギザギザは圧巻、裏剣のギザギザより細かいため、上ったり下りたりが激しい。その間にクサリの登り降りで、垂直に近い20mチムニーの下降、ほとんどスタンスのない長いクサリのトラバース、これが道?という足幅だけの長い斜め下り。
 「落ちられへん!」・・・岸壁に付くクサリが頼り。
 ザレた下り、浮石の急なアップダウン、スリル満点、バランスのいる山でした。(I倉)
     
   
<写真とコメントはI倉さんより>  <写真の後段にはY本(千)さんの感想文あり>  

         

    

           

   


     <Y本(千)さんの感想文>  

 5月18日 修験者の山、群馬県妙義山に挑戦です。
 先日、日光雲竜渓谷でお世話になったT野さんに今回もガイドをお願いして、二日にわたる縦走です。
 週間予報では、はっきりしない天候でしたが、当日は晴れ、正直ほっとしました。
 入会一年足らずの私には、ハードルが高く、日頃のクライミングの成果が問われるドキドキの山行になるはずです。

 7時15分出発 今日は丁須の頭(ちょうづのかしら 1,057m)を目指して裏妙義に向かいます。
 樹林帯を進むとやがて岩場に入り、短い鎖場を過ぎ鎖のトラバース、ちょっと緊張して渡ります。
 数連の長い鎖場を超え、キリンの頭のような形をした丁須の頭に到着。
 快晴のなか、透き通るような新緑と遠くに見える浅間山。緑の海から突き出たギザギザの絶壁。間違いなく絶景です。
 景色を楽しんだのも束の間、またも難所出現!チムニー内20m鎖場。ここは安全にハーネスを着けロープで下りました。先輩方はおてのものです。
 赤岩を過ぎると断崖絶壁直下の長い鎖場トラバース。面白いのやら?怖いのやら??ひたすら目前に現れる難所をクリアするのみ。
 烏帽子岩を巻き、ほっと一息つける分岐までくれば、後は飽きる程長い林道を宿舎まで下り、15時10分一日目は無事終了。

 19日天候曇り、8時15分、表妙義最高峰相馬岳(1103.8m)を目指し出発。
 昨日と打って変わり、いきなり足首45℃位の急登、しかもザレ。汗だくで登ると素晴らしい景色が!古代人の家の様な岩のほこらに直径1m程の穴がまるで窓のようで、相馬岳を望める絶景。自然の造詣にしばし感動。
 40mの鎖を登り、分岐から相馬岳ピストン。これがまた手ごわい!ボロボロの急ザレ!茨尾根に入り、岩盤や木の根、鎖のトラバースと小さく登り下りの繰り返し、必死すぎてよく覚えていません。
 やっとの思いで、女坂分岐に到着。
 滑るように荒れた道を下り、星穴沢出合へ。14時20分宿舎に戻りました。
 ガイドのT野さんもアルペン芦山4名+1名のパワフル熟女に脱帽されていました。頑張った10本の脚に感謝!そして、私は山界での経験という宝物を一つ手にした山行でした。
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