第22回 歴史ハイキング 江戸時代 「西国街道」 (平成26年4月12日)
アルペン芦山のユニークなハイキング、会員の東郷講師による第22回歴史ハイキング江戸時代「西国街道」の便りです。
歴史も好きハイキングも好きの19名参加でした。
なかでも毎回参加のA川さんから
「当日は天気もよくハイキング日和でした。郡山宿本陣では現在も住んでおられる当主の方から古文書の調査や苦労話を色々と聴きました。
高槻しろあと歴史館にも行きした。道すがら高山右近ゆかりの教会も見学をして説明を聴きました」とのこと。楽しかった様子の写真です。
東郷講師の報告が写真の後にあります。
アルペン芦山第22回歴史ハイキング江戸時代「西国街道」報告
と き:平成26年4月12日(土)快晴
参加者:アルペン芦山会員9名。一般参加9名計18名
コース:JR茨木駅9:05〜阪急バス〜宿川原下車〜郡山宿本陣〜白井河原合戦跡〜太田茶臼山古墳〜12:00いましろ大王の杜・
今城塚古代歴史館昼食)12:45〜嶋上郡衙跡〜芥川一理塚〜高山右近記念聖堂(カトリック高槻教会)〜野見神社〜
高山右近像〜高槻城跡公園〜高槻市立しろあと歴史館〜15:15阪急高槻市駅解散
所感:
天気は快晴。しかし午後からは少し暑くなる。
JR茨木駅でバスに乗り宿川原で下車。事前に予約を済ませていた郡山宿本陣。現在の建物は享保六年(1721)に西国諸大名などの寄付によって再建されたもの。室内で高齢の家主さんから西国街道と郡山宿本陣に宿泊した大名や宿の苦労話を主に30分に渡り説明を聞いた。
10:20西国街道を京に向かい歩き出す。
今年のNHK大河ドラマ“軍師 官兵衛”に出てくる荒木村重と和田惟政(家臣の松永久秀らによって暗殺された室町13代将軍・足利義輝の弟覚慶(足利義昭)を奈良一乗院より救い出して一時は自身の屋敷に匿い、後に放浪する義昭に付き従っている)が戦った白井河原合戦跡を通る。
宮内庁が継体天皇陵と推定している“太田茶臼山古墳(前方後円墳)”を案内、更に京に向かって歩く。
途中阿武山の京大地震観測所の建物が見える。その観測所建設時(昭和5年完成)に藤原鎌足の墓と想定される古墳が見つかり、その墓の説明を行う。
さらに京へと進み昼食場所にと考えていた今城塚古墳(この古墳が継体天皇陵である可能性が高いといわれている。今は整備された“いましろ大王の杜・今城塚古代歴史館”)にちょうど12時に到着。
昼食及び歴史観の見学を終え埴輪群の前で記念撮影。
その後昔嶋上郡の役所であった嶋上郡衙跡、芥川一里塚を過ぎ、ここからは西国街道を離れて高槻城跡へ向かう。
江戸時代城内であった場所に建つ高山右近記念聖堂(カトリック高槻教会)では、思いがけなく教会の人による教会内の案内と高山右近についての説明を受ける。高山右近の足取りでもある銅像がフイリピン・高槻市・高岡市・生まれ故郷の能勢の高山及び金沢の5ヶ所にあるという。
次に高山右近の銅像が建つ高槻城跡公園を廻り“しろあと歴史館”に入る。ここでもボランティアガイドによる高槻城の説明を受ける。明治の初めの廃城令により城の石垣は全て取り壊され、当時建設中であった東海道線の建設資材に使われたという。
歴史館をあとにして旧外濠の形が今も残る道路を歩いて阪急高槻市駅に15:15全員無事到着。解散する。(東郷 記)
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