夜叉ヶ池 紅葉の山旅 日帰り (平成26年11月5日)トミおじさん参加

 芦屋から新快速で敦賀を経て二駅先の今庄へ。駅前のタクシーでレトロな里の田舎風景を楽しみながら登山口まで走りました。
 夜叉龍神社の鳥居をくぐって登山道にはいります。
 ふかい谷川の渓流に沿って転落しないよう慎重に歩み、滝を越え、やがて尾根道になり急登になります。
 紅葉はすでに山頂から麓に下ってきていて、山はもう見渡す限りの美しい彩りです。まさに「山装う・・」季節なのですね。
 今日はアルペン芦山のハイカーモデルさんみたいな女性二人が仲間でトミおじさんは後ろからひたすらついて行きます。(両手に花かも)
 熊よけの鈴の澄んだ音を鳴らして下山する3組のハイカーとすれ違っただけ。静かな秋冷の山道。なんと気持ち好いことでしょう。
 夜叉ヶ池は1100mの高地にあり、ここでははや紅葉は済んで、白く枯れた立木に囲まれた晩秋の池の趣です。
 泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」の世界。幽玄で妖艶な姫に想いをはせます。
 「夜叉ヶ池の白雪姫。雪のようにうすく、水色の地に紅の焔を染めた衣をかさね、黒漆に銀のうろこの帯、裳すそをすらりと、黒髪長く、丈に余る・・・(略)」・・・。
 「じっと水面を眺めていると妖しげな姫が大蛇に豹変して現われそうだよ・・(笑)」
 下山はもと来た道へ。紅葉に全身を染められるのを感じながら。

 
  
<写真と文はトミおじさん>
 
 
       
                 
      
               
  
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