黒部川源流の山と沢(平成27年7月28日~8月2日)

 アルペン芦山会員T田さんからの便りです。
 T田さんは、横浜の山岳会「みろく山の会」(神奈川、東京を中心に会員約800人の日本有数の一般人山岳会)の幹部をされていましたが、近年芦屋に帰郷して、2013年にアルペン芦山に入会。会では経験豊富、指導的立場で活動しておられます。
 今回は「みろく山の会」メンバーと4名(女2、男2)のパーティでの山便りです。・・・・便りをありがとう トミおじさん


     詳しい写真説明の付いた綺麗な映像はT田さんの写真ギャラリーからスライドで見ることが出来ます。ご覧ください。

       <日程 コースタイム>
 7月28日(火) 芦屋を自家用車で出発。立山ICより有峰湖経由折立で泊

 729日(水) 折立555―太郎平100852―薬師沢小屋1318
 730日(木)  小屋550―赤木沢出合―赤木沢遡行―中俣乗越―黒部五郎岳2840m1400―黒部五郎小屋1606
 731日(金) 小屋530―三俣蓮華小屋―黒部川水源地碑―黒部川本流下降―赤木沢出合―薬師沢小屋1620
 8月 1日(土)  小屋600―太郎平―薬師岳往復2926m4時間半)―折立1645  車で粟巣野スキー場の民宿に行き宿泊
 8 2日(日)  宿から車で芦屋へ 

 5年前に遡行した黒部川の上の廊下は薬師沢小屋で核心部が終わり、ここから下山したが、薬師沢小屋から上流の水源までを歩いて、黒四ダムから最後の水源まで切れ目なく足跡を残すことが目的である。
 ただ、コース的には水源から下るという方法にした。また折角沢道具を持って行くのだから赤木沢も登ろうということで、沢登りと縦走の組み合わさった内容となった。
 今年は7月に台風が多く水量が例年になく多かったことと、意外に残雪が多く、源流付近では踏みぬき、崩壊に注意が必要であった。
 黒部五郎小屋までは天気はもうひとつであったが、源流下りの31日から下山日の1日までは大快晴であった。
 29日以外、連日10時間~11時間の行動で、特に沢に入った後の縦走の時間が長い730日と81日は水を含んだ沢道具がずっしりと重かったが、無事やりおおせることが出来た。

 技術的には特別難しいところはないが、源流下りはほとんど人が入らないようで、総合的な山登りの力が要る。平日だったこともあり、赤木沢も含めて沢では他のパーティーに出会わなかった。
 ただ縦走路は結構な人がおり、黒部五郎小屋はフトン2枚に3人というレベルの混み具合であった。(T田 記)

      <写真もT田さんの写真ギャラリーより>

               
  
            
  
    
 
             
  
                      
       

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