2015 ツレモテイコラ熊野ツアー小辺路(平成27年8月21日~24日


  年恒例の企画。アルペン芦山会員Sさん(熊野の語り部)が主宰しています。ツレモテイコラとはみんなで一緒に行きましょうという方言。
 3泊4日、地産地消の料理も楽しみみながらの山旅です。参加者は会員2名一般4名計6名(1日のみの方含む)
でした。
 Sさんからの便りです。

  
小辺路歩きは久しぶりでしたが、行き交う人は殆どなく、宿は素朴で田舎に帰ったようで、自然林が豊かで小辺路の良さを再認識しました。
 今回も熊野の人達のたくさんの親切に出会った山旅でした
 ・・以下は写真と併せてご覧ください・・・便りを有難う トミおじさん・・・ 

    <写真は会員T田さんより、文はリーダーSさんより> 

   
          
 
  21日 御殿川にかかる赤い橋を渡り、急登を登ったところで道間違えもありました。途中で路傍のお地蔵さんに僧侶のT内さん(リピーター)のお経が響き渡りました。
 大股バス停には民宿かわらび荘のお迎えがありました。
 野迫川温泉でゆっくりくつろぎ、夜は獅子鍋、アマゴ料理を囲みながら、ヨモギ餅を作ってくれた80歳のお婆ちゃんから地元の伝承話や、伊勢音頭を披露してもらい大いに盛り上がりました。
 かわらび荘はマツタケ山も持っているので秋にも行きたいものです。


 22日 小辺路の核心部分の叔母子岳はあいにくの雨で視界ゼロでしたが、ミストの中の歩きは幻想的。
 ブナや赤松の群生が美しい。
 定宿の岡田さんが休業中で「農家民宿山本」さんを紹介してもらい叔母子岳登山口まで車ので迎えがあり助かりました。
 宿のご夫婦は気さくで、ご主人は村会議員、奥さんは料理上手。岡田さんからシイタケの差し入れもありました。
 日本ミツバチの蜂蜜を吸わせてもらったり、新鮮な野菜、海の幸、山の幸のきれいなお料理を堪能。
 翌朝は、烏骨鶏の鳴き声で目が覚め、その卵かけごはんの朝食。
 ご主人がひまわりの種を置くとヤマガラも飛んできました。以前は10軒あった農家民宿も、高齢化で今は2軒のみ。


     
 

 23日 三浦峠を目指して高度を上げていると、はるか下方に歩き始めた時に渡った船渡橋のつり橋が見えました。
 三浦峠を過ぎた所で、我々に驚いたのかキジが崖を転がり落ちて下方のネットに引っかかったので救出に行きましたが、既にこと切れていました。合掌。
 西中バス停から十津川温泉まで1日1本のバスを昼食を取りながら約2時間待つ。
 今夜の宿は、十津川温泉やまと屋、釜飯が有名らしい。そして24時間かけ流しの温泉。

 24日 果無集落では、十津川村のポスターに必ず登場するお婆ちゃんが90歳になっておられましたが健在で、畑仕事しておられた。
 きれいに掃き清められ、お花も飾られたた古道沿いのお宅の縁側でしばらく歓談。
 観音堂まで三十三体の観音様に見守られ、最後の登りを頑張りました。
 八木尾バス停には予定より早く到着し、クーラーの効いた道の駅でソフトクリームやシソジュースで快適に紀伊田辺行きのバスの出発まで過ごしました。
                          
(文はSさん記 抜粋 詳しくはアルペン芦山会報10月号に掲載されます)

 
     
             

          <以下の写真はSさんから>
        
                        
                    
 
   <参加された方の感想・・一部省略> 
 

 小辺路は想像を越えた、古の古道でした。一歩一歩身体でに伝わるものが有り感謝・・・ 素晴らしい時をご一緒出来有難うございました。
  守っている人・残す人・伝える人・・・自然の素晴らしさと怖さも心が温かくなり日々の生活を喜びます。・・・・ (T田さん)

 千メートル越えの、1峰3峠という小辺路は距離が長く、大変不安でした。しかし早寝早起き、語り部さんのお話、出会い、農家民宿、名物女将さんの温かいおもてなしで
楽しくツアーを終えることができました。
 何より、昔のままの姿をとどめている石仏の数々、生活の名残を感じながら静かな深い木立を踏みしめる道、峠からの雄大な景色は忘れられません。充実感 (^O^)
                                                                                     ・・・  (Y田さん)
 4日間も歩けるか心配でしたが怪我もなく宿で楽しいひとときを過ごせたことやリーダーさんの気遣いが 嬉しかったです。
  帰ってからも地図を見ながら ここを歩いたんやとひとり感慨無量になっています。またの機会がありましたら 誘って下さい。・・・(H野さん)

 高野山中の参道から始まった 今回の歩き旅では自分の力の程度を とことん思い知らされたました。 
  最終日に熊野川の流れを臨めた時は感慨ひとしおでした。CLはお父さん SLはお母さん 両親に支えられて達成できた参詣道歩き旅でした。・・・ (M川さん)

 

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