海外個人山行 「アンナプルナBC内院トレッキング」(平成28年3月25日~4月8日 15日間の旅)

アルペン芦山会員M住さんから海外登山の便りが届ききました。
 M住さんはたびたび海外登山を楽しんでられます。(今年も1ベネゼラ 去年6月はバリ島 一昨年はインドネシア・・・等々)
  いつも楽しいアバンチュールな旅の便りを有難う・・・トミおじさん 

昨年の3月、ゴレパニ峠2853mから、展望の良さではアンナプルナ・トレッキングの中でも人気の3198mのプーンヒルのコースを再び歩き、帰国して一か月も経たないうちに例の大地震が起こり、見慣れた風景や懇意にしてもらった人たちを案じていたが、今回再び入念な計画と手配をすべて終え、ネパール訪問5回目の旅となった。


 「内院」とは聖地を意味し、ポカラから良く見えるマチャプチャレ6993mの西、アンナプルナ・サウス7219mとの間を流れるモディ川の渓谷を登りつめ、最後は周りを雪峰で囲まれた氷河の脇、アンナプルナ・バースキャンプ(BC)4130mにいたる8日間ルートである。
 年々交通網が発達しオフロードではあるが今はポカラの街から標高1300mのシワイまでジープで入ることができ、最短で8日~9日間でABC往復が出来る。

 素朴な村々を通り、気が遠くなるほどの石段を上って下って上って、長い吊り橋を何度も渡り、森を抜け、山腹道を巻いて徐々に高度を上げていく。見上げると山の斜面を利用した棚田の美しいこと、その向こうには真っ白なマチャプチャレやサウスが神々しく聳えているというその風景に癒され、また足を進めることができる。
 途中荷を積んだロバの群れ、山奥の村まで何十キロという生活用品や鶏を運ぶ行商人とすれ違い、すごい量の荷を担いで小走りに駆け上がっていくポーターの姿を後ろから眺めては、小さい体なのにすごいなあ~といつも驚かされる。

 途中霧雨や雹にも出会ったが総じていいお天気となり、ハイライトであるBCでの2日間は大快晴。

アンアプルナⅠとⅢ、ガンガプルナ、サウス、マチャプチャレ等、並みいる12のピークが一望できる円形劇場と呼ばれる風景に出会えた。
 昔と違ってロッジも充実していて寝床もそれなりに快適で、美味しい食事も食べることができるし、途中のお茶休憩もこれまた楽しい。
 4000mゆえそれなりの装備は必要だがポーターが持ってくれるのでザック一つで快適に歩くことができる。 下りで足を痛めている若い西洋人を多く見たが、体力と歩ける気力さえあれば70008000m級の山々をまじかで見れるヒマラヤの素晴らしい風景に出会えるので是非お勧めしたいコースでもある。


 個人で手配して行ったのでツアー料金の三分の一。3人の山仲間と歩いたが、大自然に癒され、随所でネパールの人々の優しさと素朴さに触れて心温まり、また地震後の復興中のカトマンズや郊外の様子をこの目で見て心痛む旅でもあったが、旅を終えて思うことは何度も訪れてあげることが一番の援助かなと。

 補足だが、今回アルペン50周年記念イベントの記念品担当の責任者となり、ワッペンとTシャツに決まった。
 日本ではワッペン一つでも高いが、この際カトマンズの刺繍店で作ってもらおうと図案をもって店を訪れ交渉ABCに行っている間に仕上げるように依頼し100枚持ち帰った。 出来のほどは乞うご期待あれ。
                                           (M住さん記)


                         
      

   

              

    

   
                       
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