春山 北八ヶ岳連峰 東天狗岳~根石岳(平成28年5月6日~8日)
アルペン芦山会員のI倉さんT中さん、そしてOBのS園さんの女性3人グループの春山です。
残念ながら雨天と悪条件が重なり登頂は完遂されなかったようですが、それはそれで楽しい山行になったことでしょう。I倉さん、T中さんの便りです。
先にアルペン芦山の実施した会山行 「春山合宿 北穂高岳・奥穂高岳」 は天候に恵まれ羨ましいかぎり。
私たち、5月6日から出発の東天狗〜根石の山行は1日目の麦草峠に向う車の中でワイパーが動き出した。
翌朝小雨の中、白駒から高見石へはひたすらの登り、冬山で高見石から白駒を往復した時は雪面がフラットで歩きやすかったが、この春山では雪が少ない分、岩と氷と腐った雪でアイゼンを付けたり外したり歩きにくい。
途中、雨は止み曇り空、中山峠から一旦、黒百合ヒュツテに下り休憩、そして中山峠まで登り返し東天狗の稜線までアイゼンを付けたり外したり。
稜線はあまりの強風にあおられ、こりゃ駄目だ!・・・
前線の通過の影響か? 冬山の根石で、とてつもない風を味わっているので、潔く後戻り、黒百合ヒュツテに引き返した。
夕方には曇り空から時折、陽も射し恨めしく空を見上げると雲が速く流れていた。
3日目の朝、渋の湯を8:30分のバスに乗りたくて6時出発。
その下山は冬山の下山道と違ってゴロゴロの岩の間は何層にも重なったような氷がガチガチになってピッケルもアイゼンも刺さらない。滑らないように神経、集中、集中。・・かと思えば緩斜面では雪解け水で深めの水浸しで歩けず木を掴み、へつりながらの悪戦苦闘、ギリギリのバス乗車、3人だけの乗客となった。(I倉さん記)
春山北八ケ岳に参加させて頂きました。
お天気は、一日目は曇り、雨。本番は雨・曇りでした。風が強く、体が風でフット飛んでしまいそうです。 まるで飛行機が飛び立つような気持ちになります。
登山道は、苔の群生でマイナスイオン、森林浴です。登り始めは岩が凍っています。標高を上げて行くと道を流れる水が凍っていて、何層も重ねて凍っているようです。
分厚い透明な氷の塊でピッケルも刺さらない、アイゼンも大丈夫か? そんな感じです。転倒したら、もう骨折ですよ。
神経を集中して歩きました。まるでアイスクライミング・ダウンです。
帰りの日はなにもなかったようにお天気で風がありません。これが山のお天気なんだと改めて思いました。
目的の山にはたどり着きませんでしたが学ぶことが多い山行でした。
帰りの新幹線で、見も知らぬ人に 「3人姉妹ですか」 と云われ、先輩と同じように行動が出来ていて嬉しい気持ち。
これからもこんな山行ができたら幸せです。(略 T中ひさん記)
<写真はT中さんより、I倉さんのカメラが不具合で撮れてなくてこれまた残念>
晴れていればこんなスナップも撮れたはず。 残念! (資料映像です)
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