9回目 兵庫縦断トレール 第6区間(その2)(小畑トンネル~明神山~岡村)(平成28年7月16日

 アルペン芦山の創立50周年企画、兵庫縦断トレール企画です。
 去年11月、出発点の浜坂の日本海で海水を汲んで太平洋側(瀬戸内海)へ注ごうとルート開発をはじめ、当初予定の区間割りは適時変更もありましたが順調に進み、この度は中間部で残っていた明神山も終了しました。あとは姫路地区を残すのみとなっています。
 参加者は4名。T本さんからの写真とT田さんからの便りです。 

 このコースは兵庫縦断トレールに残された最後の山岳コースである。当初は717日実施の計画であったが、天候が良くなさそうなので716日(土)に変更した。
 三ノ宮から山崎行のバスに乗り夢前で下車。予約しておいたタクシーで小畑トンネルへは20分弱で到着。9:17出発してまず小畑トンネルの上の尾根に登る。ここから北へ向かうと第6区間(その1)の雪彦山へのコース。
 今回は南に向かう。ところどころに踏跡があり620mの太郎岳には10時半ごろ到着。少し先で右手からくる次郎岳からのルートを合わせると(これも踏跡)間もなく大きな岩場の下り。これに備えて30mのロープを持参したが、真新しいトラロープが張ってあり、三点支持をしっかりすれば問題なく下ることができる。結局ロープは出さなかった。
 一度コルまで下り再度急な登りで三角点、その先で昼食。12時半に出発してさらに小さなコブを超えて五郎山、ここは大明神ルートの合流点で我々が登ってきた方向にはロープが張られて「危険、入るな」の看板。明神山頂上には13:43到着。
 五郎山の手前あたりから蛭が出始め、全員で注意してすぐ取ることにしたが、二名が結局一か所づつやられた。

 明神山668mの頂上は眺望はすばらしく、もう瀬戸内海も見える。下りは岩場の多いCコースを下る。いたるところに新しいトラロープが張ってあり安心して下ることができる。
 いろいろ面白いところがあり、ハイキングとしても楽しめそう。このコースは南向きで乾いているためか蛭はいなかった。
 1時間半ほどで登山口に出た。三ノ宮行のバスは間に合わないので農村の道を1時間強歩いて16:51に岡村のバス停についた。ここは第7区間の出発点で2月に来たところである。ここからバスで姫路に出て帰路についた。行動時間は約7時間半であった。

 天候は曇りで直射日光もなく、気温も比較的低め、気持ちの良い風が吹いて快適であったが蛭には参った。やはり5月一杯までだろう。なお明神山周辺は一年中狩猟が行われているので、こうしたバリエーションルートに入るときは注意が必要。特に冬季の狩猟期は止めた方が良いと思う。
 これでついに浜坂の海岸から書写山の麓まで完全にトレースはつながった。
 後は9月、10月に各1回、姫路市内のハイキングをし小赤壁の海岸に至り兵庫縦断トレール完成の予定。多くの参加を期待します。(T田さん記)


                                 詳しい山行記録はこちら

     <写真はT本さんより>
  
   
         
  
     
      
      
   
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