巻機山米子沢(平成28年8月5日~7日)

 アルペン芦山会員T田さんから巻機山の名渓といわれる米子沢(こめこさわ)を遡行されたとの便りです。
 T田さんは近年芦屋に帰省されてアルペン芦山に所属の前は横浜で全国的に有名なみろく山の会の幹部をしておられました。
 今回はそのみろく山の会の仲間との山行です。
               


 みろく山の会の会山行で巻機山米子沢に行ってきました。CL、SLともかって上の廊下などを一緒にやった仲間で、私を入れて全部で7名。
 巻機山1967mは日本百名山で一般登山道の登山者は多い。
 上信越の豪雪地帯の山なので、沢筋は雪崩で磨かれて長大なナメ滝が続く。米子沢はこうした沢の中でも、特に上部には「天国に続くナメ」と言われる素晴らしい岩床が延々と続き、沢の愛好者には有名な沢である。
 上信越の沢では初心者向きということになっているが、ナメが多いので、スリップするとどこまでも落ちていき、初心者の事故が多い。一時は入山禁止の話も出た。
 横浜にいたときから行きたいと思いつつ、なかなかチャンスがなかったが、たまたまみろく山の会の会山行として計画が出たので参加した。
 通常は前夜泊で一日で登攀、下山をするのだが、下山後5時間近い運転は中高年には疲れるので、避難小屋泊となった。
 8月5日夕方車で横浜を出て登山口でテント泊。
 6日は避難小屋泊の荷物を担いで入渓。標高差1000mを登って午後2時ごろ避難小屋泊。
 7日は空身で頂上を往復して下山。駐車場には10時前で、途中の温泉で一風呂浴びて厚木で車を下してもらい、小田原経由で自宅着は19:20であった。
 
 毎日快晴であり、前評判とおりの素晴らしい沢で、ロープを出したのは2ヶ所くらいで、これが初心者向きとされる所以だが、一泊用の荷物を担いで滝をロープなしでどんどん登れるかがポイントで、この辺が初心者の事故が多い理由だろう。
 元気な若手(といっても50代だが)がどんどん飛ばすので、参ってしまった。帰宅後は何年かぶりに筋肉痛がひどかった。(T田さん記)

 <写真はT田さん提供です。全部の写真を拡大してスライドショーで見ると綺麗で迫力があります。以下のサイトより見ることが出来ます>
  https://1drv.ms/f/s!AgfcUVFRbzsoiBA2rhubzePrK3tQ
       
             
    
             
     
               
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