アルペン芦山 第33回歴史ハイキング  “平泉・角館”(平成28年10月28日~30日)

 アルペン芦山のT郷さんが主宰の歴史ハイキングは平成20年よりはじまりました。年4回開催で、このたび第33回をかぞえます。 
 今回は関西から遠出して「仏国土[浄土]を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として2011年6月に世界遺産に登録された平泉・藤原氏4代の遺跡を訪ねます。
 深い木立と重厚な屋敷構えで知られる角館の武家町と町人町の江戸幕府初期の街並みを見学しながらハイキングするのが目的でした。
 参加者は会員7名、一般6名、計13名でした。リーダーTごうさんの便りです。
 報告が写真の下段にあります。

   この催しのお話が、参加されたIさんの
ブログ「扉の向こうへ」 にあります。ブログの<最新の記事>の10/28~11/2をご覧ください。

      <写真のT郷さんより>

                   
       
                   
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                  アルペン芦山第33回歴史ハイキング 「平泉・角館」

3日間共、曇り及び晴天で秋の紅葉がとてもきれいで楽しい歴史ハイキングでした。
 
10/28(金)
飛行機の遅延で集合時間に遅れた山内さんを残して毛越寺へ向かう。
 天気は曇り空、やはり奥州は寒い。紅葉真最中の浄土庭園を巡り本堂・宝物館を見学。宝物館では当時の毛越寺の模型に見入る。又観自在王院跡などを含め奥州藤原4代の栄華を感じながら今夜の宿の送迎バスを待つ平泉駅に帰る。
 宿では前沢牛のステーキをメインにした料理に舌鼓を打つ。夜半から降り出した雨が止まない。明日の天気が心配。
 10/29(土)朝起きると雨が止んでいるのでホットする。
 宿の送迎バスで伝弁慶の墓の前で降り、月見坂を上る。本堂に上がり阿弥陀如来を拝む。さあ次は金色堂だ。コンクリート製の覆堂に納められた金色堂に対面。奥州藤原氏初代清衡が造営。藤原氏滅亡後、度重なる火災によって、多くの堂塔が焼失したなか金色堂だけが創建当初のまま残り、その堂内には奥州藤原氏4代のご遺体が納置されている。金色堂内は黄金に輝いている。圧倒される光景である。
 昼食の後、義経が妻子と共に自害したと伝えられる高館・義経堂からは眼下に北上川が流れ、大文字が刻まれた束稲山の連山と西から衣川が合流しているが、かつての前九年・後三年の役の戦いが繰り広げられた場所が望めた。
 平泉駅から角館行きの列車が強風で遅れたが、予定通り盛岡駅からの秋田新幹線“こまち”に乗ることができ、角館駅に到着。そこから歩いて本日の宿“ねこの鈴”に着く。この宿には銭湯とレストランが併設されており、風呂は銭湯へ、食事はそのレストランの蔵で食べる。夕食は秋田名物“きりたんぽ”がメインの料理で堪能した。又夜はライトアップされた内町(武家町)を散策した。
 10/30(日)内町の南に位置する外町(町人町)のはずれになる玉川まで足を延ばす。同じく北上川に合流する桧木内川と同様、美しい桜並木が続いている。
 角館天照大御神を祀る町の鎮守・神明社にお参りし、外町の安藤家(醸造)、新潮社記念文学館、1624年創建の天寧寺、ここから深い木立と、重厚な屋敷構えで知られる内町の武家屋敷を散策。樺細工伝承館や青柳家で時間を過ごす。
 昼食は“ねこの鈴”併設のレストラン“土間人”で食べ、その後西宮家を見学の後、角館駅で解散する。
 (T郷さん記)
 

                                           詳細な記録はアルペン芦山会報12月号に掲載されます。

                                                                                home
  

 

            

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