石転び沢雪渓から飯豊山・蔵王山・西吾妻山・安達太良山・磐梯山 (平成29年6月9日~15日)
アルペン芦山会員3名のパテーによる山行です。リーダーのT田さんからの便りです。
東北の百名山の中でも一番手ごわい飯豊山を準バリエーションの石転び沢雪渓から登ろうと計画を立てた。
山中では無人小屋の梅花皮(カイラギ)小屋に2泊するので、荷物は12~15Kgにはなる。メンバーはT田、O田、A川の3名。
登山口から小屋までは標高差1400m、そのうち1200mは雪渓で、最後の部分の雪面の傾斜は45度を超える。勿論、ヘルメット、ピッケル、アイゼンは必携である。
6月9日、自家用車で出発し、10時間走って麓の国民宿舎梅花皮山荘に宿泊。
10日は5時半に出発。11時ころまでは一時的に陽も射したが、それ以降は豪雨、雷、強風となり、加えて傾斜が45度という厳しい条件となった。
ただメンバーは元気で、予定時間より早く小屋に着くことができた。無人小屋だが結構快適。ただし凄まじい風と雨の音が夜通し続いていた。
11日は雨は上がったものの濃霧と強風でとても飯豊本山は無理なので、登ってきた石転び沢を下降した。上部の急斜面は特に慎重に下った。中腹からは傾斜も落ちて、陽も射してきて快適に下った。
予定より1日早く降りて来たので、蔵王に行くことにして山形駅前で宿泊。アルペン芦山山行管理部に状況を報告して了解を得た。
12日は蔵王を登り午後からは、F沢会員のお宅に(夏季は山形に帰省してお住まい)伺い大歓待を受けて泊めていただいた。
13日は西吾妻山を登り、その後岳温泉へ向い民宿泊。
14日は午前中に安達太良山に登り、午後は裏磐梯から磐梯山を登った。それまでの天気は曇りとか雨であったが、磐梯山は素晴らしい晴天で、ブナの新緑の木漏れ日の中を登り、頂上からは猪苗代湖や桧原湖もよく見えて最後のご褒美という感じであった。この日は五色沼のペンション風の民宿に宿泊。
15日は朝から快晴。五色沼を散策して帰路についた。結果的には百名山を4山登れたが、当初目標の飯豊は撤退を余儀なくされた。別ルートから再挑戦を果たしたい。
(T田さん記。・・・詳しい山行記録はアルペン芦山会報8月号に掲載されます)
<写真もT田さんより>
6月9日 国民宿舎梅花皮山荘から飯豊山 6月10日 石転び沢から梅花皮避難小屋へ→
6月11日 梅花皮避難小屋から石転び沢下山→
6月12日 蔵王 下山後F沢さんと出会い→
6月13日 F沢さん宅より西吾妻山へ→
6月14日 安達太良山・磐梯山へ→
6月15日 五色沼→ 帰路
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