夏山 北アルプス 鷲羽岳(平成29年8月3日~5日)

 アルペン芦山会員二人連れの夏山です。T田さんより便りがありました。  

 鷲羽岳は北アルプスの中央部にあり、標高2924m、三角錐の堂々とした山容であり、頂上からの眺めも素晴らしく、日本百名山の一つである。
 ところがこの山を登ろうとすると奥まった場所にあるため、通常は縦走の時に通過するという場合が多い。
 この周辺の山はほとんど登ったが、この山だけが登っておらず、百名山の空白点になっていたので、この山だけを目標に
A川さんと個人山行を試みた。

                             
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    8月3日 新穂高温泉から鏡平小屋      
  

 3時半に車で芦屋を出発、新穂高温泉には9時ごろに到着。ワサビ平小屋から鏡平小屋に登る。
 終日曇りで一時少し雨が降ったが、14時半に到着。夕方少し晴れてきたが、槍穂高は見えない。小屋は大変な混みようで、布団1枚に2人が詰め込まれた。

   
      
           

      8月4日 鷲羽岳往復

 A川さんの大きなザックに置いていくものを纏めて、軽装のサブザックで5時前に出発。
 槍ヶ岳が
チラリと見えるがどの山も霧の中である。
 双六小屋からトラバース道を経て三俣蓮華小屋へ。ここまでは来たことがある懐かしい場所。小屋に荷物を預けて、水と貴重品を持っていよいよ鷲羽岳に登る。
 標
高差で400m弱。11時過ぎに頂上に着いた。
 出発からすでに
6時間がたっている。このころから天気が良くなってきて槍ヶ岳や周辺の山々が望める。
 1120分に下山を開始。往路を引き返す。道は登り下りが多く、ほとんど登りと変わらない時間がかかり、鏡平小屋には17時丁度に到着。12時間強の行動時間でかなり疲れた。因みに昭文社の時間では休憩なしで11時間である。
 小屋は昨日より大分空いてお
り、二段ベッドの部屋を割り当ててくれた。


            
        

                
    
   
      8月5日 鏡平から新穂高温泉へ下山

 55分に小屋を出た。天気が良くて槍ヶ岳から穂高が一望なので鏡池で写真を撮る。
 池の面に連山が写り、これがこの小屋の最大のセールスポイント。十分満足。
 駐車場には
9時すぎに到着。平湯のバスターミナルの温泉でさっぱりして、家に帰ったのは3時半。都会の暑さに驚く。
(T田さん記・写真もT田さんより)


    
               
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