黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳山行(平成29年8月27日~29日)

 アルペン芦山会員メンバー4名の山行便りです。リーダーはE口さん。便りはH中さんよりです。写真もH中さんより。後段にI倉さんの便りを追加。
    

 27日は南アルプスの麓、B&B白州に宿泊。ここは鳳凰三山を眺め、自然の稲穂、花に囲まれたペンションです。
 お得意のお料理と趣味の域を超えたアクリル絵の具で描かれた花々。額絵、テーブルランナー、座布団カバー等で花を楽しみました。
 

        
 
 
28日 晴  05:20 登山口竹宇駒ヶ岳神社出発。 ペンションの息子さんに送って頂き登山口へ。
 辺り一面低い笹で覆われた場所にでてくると笹平分岐、それから長い八丁登りを頑張っていると刃渡りの手前で七丈小屋のガッチリしたガイドでもあるお姉さんが追い越して行く。
 ザックから白ネギがの青い部分がぞいてる。七丈小屋には今夜泊まる予定。お姉さんから 「ここまで来ると後、も少しですよ~」 と。
 刀利天狗前後から階段梯子、鎖、岩とで高度を稼ぐようになる。五合目から七丈小屋までは岩場が増える。
 小屋のお姉さんの言葉を信じた私達は??え~っ?・・・小屋へのお土産は途中2箇所で拾った青い部分のネギ2本。
 13:45 七丈小屋到着。お姉さん達勿論喜ばれました貴重なネギ。両手を挙げて歓迎!してくれました。
 南には地蔵岳オベリスクがくっきり見えその横に富士山も見えました。西方向には明日登る8合目の大きな岩の上にガスって見にくいが2本の鉄剣が天にそびえてるのが見えた。

    
          
     
                


29日 曇りから快晴 05:40 七丈小屋出発。小雨がぱらついたが直ぐに止む。
 梯子くさり岩の連続で短い脚で挑戦。鎖があっても頼ることが難しい場所も多かった。
 行者の山なので石仏石碑の数が高度を上がるごとに増えてきた。ガスが架かったり切れたりで視界が悪い。
 08:45 甲斐駒ヶ岳 頂上(2967m)登頂。写真を撮り下山開始。
 砂礫の斜面を下るが振り返ると大きな岩でできてる甲斐駒ヶ岳に驚く。砂礫を過ぎると岩を乗り越えながら下山大きな山だ。 
 09:51 駒津峰。足下がガレで急なのでゆっくり下る。仙水峠から景色が様変わりで両斜面が黒々とした岩に被い尽くされ、この岩が落ちてきたらと恐かった。
 12:50 仙水小屋お水が美味しかった。苔むした日本庭園の様な林の中なだらかな道を歩く。
 13:10 北沢峠バス停到着。
 この山行は初日標高差約1700あったので心配してましたが森林の中、岩、梯子、鎖、石仏と変化があり想像してたよりは楽しめました。  (H中さん記)



  

 
    
     


 

かねてよりずっと行ってみたかった修験者の黒戸尾根を実現した。
 どんな困難が待ち受けているかと思いながらまだ夜も明けきらぬ 5:20分 竹宇神社の登山口から取りついた。
 結構な長い急登が続き多たあるクサリや垂直に近い長いハシゴなどバランスのいる登りである。初日、高度差1700m、8.30分、七丈小屋に着いてヤレヤレ。
 天候はまあまあ、小屋の展望所から見る雲海に浮ぶ鳳凰三山のオベリスクがツンと、その後ろに富士山が見え隠れ。コーヒータイムのひと時、あ〜しあわせ〜。
 翌朝、小雨、ガスの中クサリやハシゴが続く。摩利支天に着く頃は雨も止み天空に剣が突き刺さっていた。・・「感動」・・
 それから頂上を踏むとすっかり晴れ上がりパノラマ。暫し景色を楽しみ、下りは小松峰から仙水峠へのコースをとり、北沢峠から午後バスの人となる。    (I倉さん記)


             


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