北アルプス後立山連峰 “白馬岳から唐松岳縦走”(平成29年9月7日~10日)

 アルペン芦山会員メンバー5人パーティの山行です。リーダーのY田さんからの便りです。

   夜行バスで白馬八方バスターミナルに早朝到着。足湯に浸かりながら、登山口猿倉まで予約していたタクシーを待つ。
 白馬大雪渓は雪は例年より少なくかなり上部まで秋道で行けた。雨上がりの蒸し暑い登山道も雪渓からの冷気が流れ心地良い。
 葱平を過ぎるとトウヤクリンドウ、マツムシソウ、ミヤマトリカブト等が咲き誇り秋の気配が感じられる。小屋に着きザックをデポし白馬岳に登頂。

②   早朝の凛とした空気の中、遥かなる唐松岳を目指し出発。右に毛勝三山、堂々と聳える劔岳、立山を見ながらの贅沢な天空の山歩き。
 杓子、鑓と登頂し天狗平でお楽しみのコーヒーブレーク。
 天狗の大下りからヘルメットを装着し気を引き締めて今回のハイライト不帰キレットにアタック。
「リラックスして岩を楽しみましょう・・・」核心の二峰の岩を楽しみ、三峰はどこ?・・ほどなく多くの登山者で賑わう唐松岳に登頂。

③   三日目は八方尾根の下り。のんびりとお花畑、眺望を楽しみながら下山。前方は火打、妙高、高妻、戸隠、左は昨日歩いた白馬三山、不帰キレットの稜線、右は荒々しい五竜、美しい双耳峰の鹿島槍が見える。なんと贅沢な山歩きなんだ。ダケカンバの樹林帯からケルンが見えたら下山口は近い。
 多くのハイカーで賑あう八方池を後にし、全員無事下山した。

 三日間、絶好の山日和。爽やかな秋空のもと楽しい山行が出来た。心配された不帰キレットも岩慣れたメンバーは楽しく歩けた。良きメンバー、好天気に感謝。


    <写真はY田さんより>
 <後段にO村さんの追加写真あり>
  
  
                
 
            

      <メンバーのコメント>

 初日は急勾配の続く白馬岳登山、雪渓を過ぎたあたりから顔をだすイワギキョウ、マツムシソウ、ウサギギクなどの可愛い花々。小屋から頂上までからみであがった標高差400m。
 2日目は白い小石でおおわれた杓子岳、天狗の大下りのザレ場や、不帰の嶮第二峰のスリルに満ちた岩場登り、ようやく下ると目の前に聳える次なる峰の連続など。
 3日目は群れ咲く花や厳しい山肌をみせる白馬連峰を見ながら盛り沢山の楽しい山行でした。
 自分たちが歩いたルートが、V字に切れおちはね上がり脈々と連なっているさまは雄大という表現がぴったりでした。
           
                                          (I居さん記(略))

 リーダーの的確な天候判断で三日間好天に恵まれ、初秋の北アルプスを満喫することが出来ました。天候、コース、そして経済性の三拍子揃った楽しい山行を有難うございました。  (A川さん記)

 感動しました!怖かった!辛かった!・・・・ でも、最高に幸せな3日間でした・・・・誰かに自慢したい衝動に駆られました、「天狗の大下り、不帰嶮」 をクリア・・・・!  とねっ。   (M井さん記)

 全日天気が良く、空の青、山の緑と岩・石の灰色のコントラストが抜群でした。  (O村さん記)




   追加写真  O村さんより>

  
             
      
             
         
  
         
                         
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