雪倉岳から朝日岳そして日本海へ(栂池新道)(平成29年9月26日~30日)
アルペン芦山会員メンバー4名による例会山行 (リーダーE口さん)です。参加者のO村さんとK林さんから写真とメンバーのコメントなど、便りがありました。
7月と8月の計画は雨で流れ、三度目の正直、やっと行くことができました。
梅田を夜行バスで出発、乗り継いで栂池平へ、そして登山道を白馬大池へ。
三国境、雪倉岳を経て朝日小屋に着いたのは28日の15時だった。風雨の中を長時間登ってきたので結構疲れた。
朝日小屋で美味しい夕食を頂き、明日に備えての十分な休息をとることができた。
29日からはいよいよ核心部の栂海新道である。昨日と違って快晴である。今日、明日とも長丁場だ。気を引き締める。
朝5時半に朝日小屋を出発、朝日岳の頂上を過ぎてからは数えきれないアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を下げていく。道中の所々に池塘がある湿原のなかの木道を、その周辺の紅葉や遠く稜線の紅葉を見ながら歩くのは誠に快適だ。
9月も下旬になると稜線歩きに暑苦しさはない。少し汗ばんでくる体に微かに見える日本海からの風は爽やかで心地良い。北又の水を1人3リットルほど担いで犬ヶ岳を越えて栂海山荘(無人小屋)に着いたのは14時半だった。
翌30日も、延々と続く稜線を歩いて、遥か遠くに見えていた日本海にタッチしたのは16時。感動の瞬間でした。(O村さん記)
栂池平から北アルプスに入り4日かけて栂海新道を日本海まで縦走しました。
標高2766mから海抜0mへの縦走には、気象・体調・体力に加え様々なコンディションが求められ、自らの課題を認識する良い機会となりました。
森林限界まで下り、木々の間から見えた紺碧の日本海の美しさ、荒天の中で見たチームワーク、全てが大切な思い出になりました。(A川さん記(略))
前半の朝日小屋までの雨風の中での縦走や、疲れの溜まった最終日の栂海新道の縦走等、貴重な体験でした。特に栂海山荘から下駒岳への急坂登り、白鳥山を超えてからの黄金坂の長い急坂下りで、太もものダメージは大きく、鍛え方が足らないのだと痛感しました。
全員無事親不知まで到着し、今回の目的が達成でき感無量です。解散後、栂海新道起点となる親不知海岸で、不意に大波に襲われ、全身ずぶ濡れになり、止む無く、そばの親不知観光ホテルに宿泊させて頂きました。山行で溺れたということではお笑いにもなりませんね。(K林記)
本当にロングルートでした。一部私の地形の認識の甘さが原因で風雨の中、小一時間余分に歩かせてしまい御免ね。それにしてもメンバー全員、実によく歩かれましたね。
親不知の海に無事にゴール出来たのは、チームの結束力の御蔭です。海岸に寄せ打つ波で顔を洗えて感動でした。(リーダーE口さん記(略))
<O村さんからの写真>
<K林さんからの写真>
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