穂高  奥又白池~涸沢 (平成29年10月7日~9日)

 アルペン芦山の例会山行です。会員8名のパーティ、テント泊でした。リーダーのY田さんからの便りと参加者のコメントです。
 写真は、T本さん、O村さん、K田さんより届きました。それぞれ省略して掲載しています。 

 井上靖の「氷壁」の舞台になった前穂東陵登攀のベース奥又白池へ、そこから北尾根56のコルを抜け紅葉の涸沢へ。贅沢なプランだ。
 ベースキャンプの徳澤から奥又白池~徳澤までを第2班、更に前穂北尾根56のコルから涸沢~徳澤までを第1班として出発した。
 ナイロンザイル事件慰霊ケルンを過ぎ中畠新道分岐からは急登の連続、草や木の根を掴み這い登る。
 視界が開けて、前方に北尾根が迫ってくる。斜面をトラバース気味に登り切ると神秘的な佇まいを見せる奥又白池が現れた。
 小休止していると2班も到着、合流してティータイム。
 前方の明神岳、三本槍、前穂北尾根の全景に圧倒され、ダケカンバ、ナナカマドの紅葉に囲まれた奥又白池、絶景だ。
 ここから1班、2班が分かれて別行動。2班は東陵直下の踏替点あたりまで行ったとの事。
 1班は56のコルへと進む。コルが見えているのでルートはそう難しくはない。コル直下の難所トラバースも慎重に歩けば問題なしと判断しロープは使わなかった。
 56のコルからは目の前に奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳と展望抜群。振り返ればアルプスの瞳と言われる奥又白池、なるほどと思う。
 もしかしてまだ2班が奥又白池に?コールを送る。
 ガレた斜面を下り涸沢へ、テント村は一見200張り位のテントが立っている。紅葉のピークは一週間前だったとの事。
 多くの登山者で賑あうヒュッテを後にして無事徳澤に下山した。(リーダーY田さん記 (略) 詳しい山行報告はアルペン芦山会報11月号に掲載))

       <T本さんよりの写真>
 
 
                
        
  

<メンバーのコメントより (いずれも略)>

素晴らしい経験ができました。神秘的な奧又白池、前穂北尾根5,6のコルに立った瞬間に目に飛び込んできた穂高の絶景は忘れません。 K田さん)

 奥又白池は憧れていた場所だった。
 池から少し登ると56のコルに向かうアルペン芦山のパーティーや、前穂高岳の岩壁に取り付くクライマーの姿も見られ、時間はあっという間に過ぎた。
 目を転じると、燕から常念、蝶への稜線、遠くに富士山も見える絶好の場所だ。さして難しくはないので、天気のいい日に行かれるといい。
 (T本さん)

初体験の北アルプスバリエーションも2泊のテント生活もおかげ楽しむことができました。 (I居さん)

お天気が良くて倍楽しめました本当によかったです。皆さんお世話様、お疲れ様。 (H中さん)

残念ながら5・6のコルを超えることはできませんでしたが、いつも遠くから眺めていた岩峰をすぐ真近で見ることができました。静かな山の紅葉も満喫です。 O田さん)

 ハードな山行が続いた後だけに、ゆったりとしたこの山行は格別でした。快晴の空の下で奥又白池から眺望した前穂高岳8峰は特にすばらしい。 (O村さん)



          <O村さんよりの写真>
                        
    
          
    
    
            
   

      <K田さんよりの写真>
 
   
               
                home


  

inserted by FC2 system