夏山  白山 花山行(平成30年7月21日~22日)

                                                       白山の花 ①~⑧ はこちらから (O田さんより提供)

 アルペン芦山の夏山例会のひとつ。花山行と銘うって白山の自然観察登山です。メンバーは会員8名。リーダーI居さんからの便りです。
 なお、O田さんからは山行中に撮影した花の写真も届きました。(47枚、ゆっくりスクロールしてご覧下さい)

 
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 連日の猛暑日のなか全員揃って白山登山口別當出合(標高1260M)に到着。
 暑いなかを出発。砂防新道に入る。吊り橋を渡ると急坂になり汗が吹きでる。この急坂はほとんどゆるむことなく室堂センターまで続くことになる。
 足元に咲くミヤマキンボウゲに励まされ中飯場をへて甚之助避難小屋に到着。トイレ、水場がある。
 昼食を取り、さらに急坂をたどると、オオウバユリ、ミヤマシシウド、クルマユリ、ミヤマダイモンジソウなど花が増えてくる。
 黒ボコ岩にむかうルートとわかれて水平道にはいるとカラマツソウ、ヨツバシオガマ、ニッコウキスゲ、バイケイソウ、ハクサンフウロなど両側に花が咲き乱れている。
 花群に出合うたびにメンバーから歓声があがり、O田さんに花の名前を尋ねるとたちまち答えが返ってくる。
 エコーラインに入るとクロユリがある。小さく地味にひっそりと咲いている。キスゲの群落をながめながら上がるとハクサンコザクラの群落があらわれる。コザクラは弥陀ヶ原付近でさらに増えて、広々とした草原をピンクに染めている。姿をあらわした御前峰にエールをもらって五葉坂を登って室堂センター到着。
 4時からボランティアガイドによる自然観察会に参加して、室堂付近の花畑をまわる。花びらの先が黄色になったクロユリの群落が次々あらわれる。例年なら1~2週間遅いところ今年は今が満開とのこと。本当にラッキー。

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 昨日の急坂に疲れた2人を残して、早朝6人で白山神社の太鼓の音とともにヘッドランプの明かりの一つで御前峰を目指す。
 霧が急にでて朝日はわずかな雲の間をオレンジ色に染めただけだった。
 その後自然観察会に参加して池巡りをする。室堂付近の草原にハクサンコザクラとクロユリの群落がまたも次々あらわれる。
 朝食後、黒ボコ岩コースを取って下りる。
 斜面全体がオタカラコウ、タカネナデシコ、ハクサンフウロ、カラマツソウ、ニッコウキスゲ、シモツケソウなどの花で覆われている。名前を覚えて付き合いが始まるのは人間同士と同じこと。O田さんに教えられて名前を知って親戚になった花に囲まれておりてゆく。
 丁寧に説明されて、リンドウとイワギキョウ、ニガナとオトギリソウ、シナノキンバイとキンポウゲ、シシウドとアマニュウの違いもわかるようになった。最後にキヌガサソウが待っていた。
  甚之助小屋に着いたところで、なんとか12時のバスに間に合うことがわかったので、後はひたすら下山となった。下界は変わらず猛暑であった。(略)


       <写真はS本さんから>

      
  
        
   
         
    
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