東北の山旅  蔵王以東岳(平成30年8月27日~9月2日)

 アルペン芦山会員のI居さんとM邊さんの二人連れで東北の山旅をされました。
 同じアルペン芦山会員のF沢さんのお宅へも泊まって、お世話になられたよし。I居さんからの山旅の便りです。
 ちなみにF沢さんは無雪期は米沢に住んでアルペン芦山から東北の山にやって来る会員さんの世話を一手に引き受けて東北登山の案内役でもあります。
 お宅を足場に山行の拠点となっていただいています。


 8月末にM邊さんと二人、山形米沢在の会員F沢さん宅を訪問し、その後、蔵王熊野岳登山。
 2009年から始めた名山登山は、毎年せっせと5~7座登っているうちに、9年目でようやくゴールが見えてきました。
 91日雨の以東岳をなんとか登り終えて200名山中196座登頂となりました。残る4座は是非、会員の皆さんと登りたく思っています。
 

 827日(月)2時過ぎにM邊さんと米沢駅に到着。F沢さんご夫妻のお迎えを受ける。
 米沢市民センターで能舞台、小野小町が開いた温泉、伊達正宗 生誕の地、田んぼアートなどジモトーズならでは観光スポットを案内してもらう。
 F沢さんのお宅では手作り畑のオクラ、キュウリなど収穫する。
 水取場のオタマジャクシがカエルになると蛇がくるなどと(ワタシノ)憧れの田舎暮らしの苦労を伺う。夕食はお二人の手作りの米沢料理。いつもながら美味!
 古沢さん宅泊。

 
828日(火)案の定天気悪し。まずは日本三文殊の一つを祀る山形大聖寺に向かう。短歌運 (作首は運ではないが) が上がるのを祈る。ついで米沢城址を訪問。
 降ってきた雨のなか、上杉鷹山の 「成せばなる成せばならぬ何事も・・・」 の名言を書いた碑をみる。(老女にはちとオモイ)
 米沢には歴史があるのを実感しながらM邉さんと二人で山形から蔵王温泉に移動。

 
829日(水) 奮発して宿からタクシーで刈田山にゆく。熊野岳 (蔵王最高地点) を雨のなか目指す。
 18年前に来たときには山径から10m付近にコバルトブルーの色 を見せていたお釜がみえない。霧の威力はすごい。
 頂上付近の避難小屋で休憩して小雨になるのを待って下山。以前と違い木道がついていてたどるうちにロープウェイ の山上駅に到着。前回と比べて近いのでびっくり。15年の間に新しいロープウェイができたら しい。山も人間と同じ変わることがわかった。(イヤ人間が変 えたのだ)
 山形駅で解散。M邉さんは帰阪。解散後ひとり鶴岡に向かいました。
 私は以東岳を目指し、鶴岡からバスで大鳥に向かう。

 
830日~31日(木・金) 大雨警報がでたので麓の宿でチン。写真の朝日屋旅館で。

 
91日(土) 午後より晴れの予報に大阪からきたツアー一行と旅館の車で登山口に向かう。550分歩き始める。旅館の主人が先行して山径をふさぐ土砂を取り除く。
 まずは幻の怪魚タキタロウが棲むという大鳥池を目指す。
 サイダーが泡立つように川が波立っているのを見ながら、山径に流れ込む(チョロ)沢が急流になったのを10回近く渡渉する。
 大鳥池は3日間の雨にもかかわらず静かな森に囲まれてミントブルーに澄んでいた。
 いよいよ急坂。なんとか抜けると、笹原がひろがり、朝日連峰は霧をいだきながら波打ち眼下には大鳥池が横たわっている。豪放な瞬間だ。
 小ピークのアップダウンの後12時ごろ山頂に到着。予報ははずれ雨のなか下山して鶴岡に一泊する。翌日帰阪。 

              小ピークいくつ越えきし以東岳たらたら雨に空をみている
      (I居さん記(略))       

       <写真もI居さんから>

   
       
              
                                                        <F沢さんのお宅と菜園>

   M邊さんからも便りが届きました。追加します。(写真もM邊さんから)

 
お天気には恵まれませんでしたが、観光する間は雨が止んでました。
 熊野岳は小雨が降ったり止んだりガスがかかって遠景は望めなかったですが、ゆっくり、楽しく歩くことが出来ました。
 写真は泊めていただいたF沢さん宅のオクラの花、そしてガスの中の熊野岳(蔵王)頂上と、珍しい田んぼアートです。
 米沢は昔から生活の糧となる草木に感謝、草木塔がいたるところにあります。

 F沢さんご夫妻は、故郷米沢を愛し郷土発展のため、地元の人々と協力して米糠使用の研究など、いろいろな事に取り組んでおられることに感嘆しました。
 ご夫妻の、ご厚意に甘え、I居さんには歩行を合わせてもらって楽しい旅が出来ました。 (M邊さん記(略))

    
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