アルペン芦山 第51回 歴史ハイキング 「大和郡山」 (令和元年5月19日)トミおじさん参加
 
 アルペン芦山の例会歴史ハイキングです。毎回主幸されているT郷さんからの便りです。参加者は会員11名と一般14名、合計25名でした。

 コース:近鉄郡山駅930~金魚資料館~新木山古墳~大納言塚~大和郡山カトリック教会・キリシタン殉難碑~永慶寺~西公園~柳沢神社~郡山城跡天守台~逆さ地蔵~柳沢文庫~1230旧奈良県立図書館(昼食)1300~追手門~柳御門跡~百寿橋~和菓子・菊屋~箱本館「紺屋」~町屋物語館(元遊郭)~源九郎稲荷神社~郡山八幡神社~柳町大門跡~元旅館「花内屋」~1430近鉄郡山駅解散(歩いた距離;約6km)

 
天気も良く予想していた以上には暑くならなかったので助かりました。
 創業から400余年、豊臣秀長公の茶会に菓子を献上したという老舗の和菓子屋・菊屋に寄るのを皆さん楽しみにされており多くの方が名物餅を購入されました。
 和菓子屋に寄るのは歴史ハイキングの定番になりそうです。
 また大正13年に建てられた当時では珍しい木造三階建ての元遊郭が昭和33年に廃業のあと良好な保存状態で残されておりました。
 当時の上流花街の繁栄を偲ばせている状況をボランティアの方々が熱心に説明され皆さん聞き入っておられました。 
(T郷さん記)       

                          
H本さん撮影の写真(解説付きPDF)はこちらから

 
  <トミおじさんの感想>
 近鉄電車は日本の古代史ををたどる路線ですね。西ノ京から唐招提寺や薬師寺の塔を眺めながら大和郡山に到着です。学生時代の古寺巡礼の旅を思い出しました。
 大和郡山は近年は金魚の産地日本一でも有名。
 先ずは、古墳や田園の中の金魚養殖を見学。続いてキリシタン殉難碑~永慶寺をへて郡山城址(大和で最も大規模な城郭)を訪れました。
 天守台からは広い奈良盆地の向こうに大和高原、生駒、金剛山地を望み、この地のあり様に思いを馳せることが出来ます。
 昼食の後、城下町として栄えた箱本館(箱本とは郡山町の自治組織)「紺屋」 (藍染商家)、源九郎稲荷神社(義経千本桜狐伝説が伝わる)なども見学。 
 いずれも由緒ある史跡で主宰者でリーダーT郷さんの蘊蓄ある解説はいつも興味深く面白いです。
 トミおじさんが一番興味をひいたのは 「町家物語館」。大正時代に建てられた遊郭の建物が残っていました。
 三階建て木造。意匠を凝らした欄間や数寄屋造り、遊女が客を呼び込む格子、住み込みで客をあしらった小部屋、eroticな桃尻窓、トイレの松竹梅をかたどった覗窓・・などなど。
 当時の華やかな文化の遺跡でもありますね。
 売春禁止法が施行された昭和33年、当時トミおじさんは青春時代。絢爛な花街の面影が懐かしくしのばれました。(高齢者ゆえの感傷でもありますよね)
 (トミおじさん記)

    <以下の写真はトミおじさんから>

 

         

  

                      
 
       

    

     

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