塩の道 白馬山麓 栂池自然公園(令和4年8月6日~9日)
はじめに
アルペン芦山のメーリングリストで参加会員を募って、8月6日より8月9日まで 「塩の道と白馬山麓、栂池自然公園」 を行ないました。
リーダーの私は、その以前7月31日より、日本海側の塩の道の始点から歩きはじめていました。
そして8月5日は個人山行として会員K村さん、W辺さんと3名で雨飾山に登山予定でした。ところが前日からの大雨で大阪から来るK村さんの乗車予定の特急サンダーバードが運休。雨飾山も大雨後で危険と思われる箇所もあり登山を中止しました。
そして8月6日をむかえました。
8月6日
14:28糸魚川駅でリーダーと参加者10名が合流。(8日から栂池自然公園散策のみの2名を除く)
15:00登山タクシー乗車―16:00雨飾山荘に到着し、温泉を楽しんで、18:00より夕食
雨飾山荘は、登山客以外の宿泊者が多いせいか、食事は豪華です。山荘の入口の垣根には関西では珍しい山ブドウが生っていました。
風情のある露天風呂は、混浴だったので、経験できず残念。
猫の耳の形の頂上の雨飾山は見えませんでしたが、小屋から見える山々は上級者コースで、手ごわそうでした。
8月7日
晴れ 塩の道の大網峠越え(約10キロ)
6:30朝食―7:20予約車2台で出発―8:00しろ池の森原の館に到着し、田中元二ガイドと合流―8:40白池到着―11:50~12:20菊の花地蔵近くで昼食―15:25平岩駅到着
当初の予定では山口関所跡から歩く予定だったが、ガイドの田中さんの配慮で歩行時間を約1時間カットして、白池手前の車が入れる原の館からになった、
一般参加者が多かったので結果として大いに助かった。
牛の水飲み場付近の下り道は、傾斜がきつく、細かったので気を使った。しかしこの付近のブナ林の美しさには目を奪われた。
全般的に起伏が激しく、難所もあり、変化に富んだコース。
ガイド田中さんの民俗学的なお話は興味深いものがありました。
昼食時には冷たく冷やした菜園からのトゲトゲ付きキュウリや市田柿の提供があり、おいしくいただきました。
今日の宿は木戸花荘。8日から栂池自然公園散策のみの会員2名も夕刻宿に到着。全員揃って18:30夕食。
close
8月8日
晴れ 栂池自然園入り口手前から天狗原、山の神経由で里見第二砂防ダムコース
8:05路線バスで出発―8:15栂池高原に到着し、ガイド田中さんと合流し、ゴンドラとロープウェイで出発―9:15栂池自然園に到着し歩行開始―10:50天狗原下―11:07天狗平―11:45~13:15天狗原下で昼食―13:15山の神―16:30里見第二砂防ダム
今日のコースは、ガイド田中さんお薦めの、人の歩かないコースで、地図上は点線。6名が参加。
天狗原までは登りで、後は1400メートルの標高差を下る一方と田中さんの説明。
天狗原下では雪渓があり、皆大喜び。
天狗原では高山植物が咲き乱れ、会員のO田さんが説明してくださったが、今となってはほとんど忘却の彼方。
ひたすらの下りでは、時々ロープを使ったクライムダウンもある。参加者からこれは、アルペンのグレーディングでは、”中の上や”との声も上がる。
こちらでも関西では見られない美しいブナ林が続く。
途中、田中さんから林檎と田中さんの奥さんお手製の美味しいブランデーフルーツケーキの差し入れもあり、感謝。
本来は里美第二砂防ダムから宿まで舗装道路を1時間近く歩くはずでしたが、再び奥さんが冷たいスイカ持参で小型トラックで来て下さり、参加者は荷物になって楽に宿に戻ることができ、皆さん大喜び。
宿に着くと、お女将さんが、冷たい梅ジュースで出迎えてくれました。
このコースを歩かなかった6名は、栂池自然公園をゆっくり散策後、宿の農園見学とブルーベリー狩りを楽しまれました
8月9日
晴れ。特急サンダーバード運休のため、予定変更で、南小谷発12:03分の列車乗車予定になりました。
午前中時間があるので、木戸花荘さんにピストンで送っていただいて、グリーンプラザ白馬ホテル併設のイングリッシュガーデンを散策。
ホテルのバスの送迎で南小谷に。長野、名古屋経由で、18時半頃新大阪到着。
あとがき
特急サンダーバードの運休が続き、往きも帰りも現地での手配変更に手間取りましたが、皆さんのご協力のおかげで予定通り歩けました。
去年夏、地元ガイドの田中さん夫妻との偶然の出会いがきっかけで実現した今回の山行でした。
地元のガイドさん無しでは歩けない、そして素晴らしいコースでした。面白いお話、機転の利く手配等大変お世話になりました
コース、宿泊共、参加者皆さんご満足いただけたように思います。
田中さんに紹介いただいた木戸花荘のお料理とおもてなしは素晴らしかったです。
次回企画時は、全員参加できるもう少し易しいコースを歩きたいと思います。(全文 リーダーSさん記)
home
|