山形在の会員F沢さんより山便り(平成26年7月26日)

 
毎年、無雪期の6月から12月まで山形のセカンドハウスに移り住み家庭農園を楽しんでいる会員F沢さんからの山便りです。
 地元の山の会「導標」のメンバーと元気に歩かれている様子です。  ・・・便りを有難うトミおじさん

             
    <6月24日>
 今年6月は偏西風が例年と比べ違う配置になっていて、ここ山形県は週末ごとの雨模様。山に出かけては降られて、まともな山行は出来ていません。
 6月14日は秋田駒ケ岳登山の予定でしたが風雨が強く登頂を断念、岩手山直下の鞍掛山に登りました。
 22日の蔵王交差縦走も土砂降りの雨で、そこから車を月山に走らせ7合目ぐらいまで登りましたが、ここも雨が降り出し早々に引き上げて来ました。
 そうこうしているうちにもう7月ですね。 
 
      
雲の峰いくつ崩れて月の山 (芭蕉)


   




        <7月29日>
 7月にはいって山形県も昨日28日梅雨が明け暑い日を迎えました。
 例年にも増して蒸し暑い梅雨の時期が長く、山に出かけては必ずと言ってよいほど雨にあい、これまで山行が出来なくなっておりました。
 7月26日(土)からは避難小屋泊りで岩手、秋田の焼石岳に登って来ました。往きはよいよいでしたが、二日目は雨風が強く大変でした。



          

          焼石岳登山報告
(F沢さん記) 

 こちらの「導標」の仲間11人で秋田・岩手の焼石岳(1548)に登って来ました。
 3台の車に分乗、米沢を出て4時間で秋田県東成瀬三合目登山口に着く。
 ブナの群生林のゆるやかな登りを歩くこと2時間、長命水の水場に着き、そこで冷たく大量の湧き水でのどを潤す。
 そこから10分ほど歩いた焼石沼で昼食。そこではリュウキンカ、ミヤマキンバイ等の花の群落に目を奪われた。
 又登ること45分、急登を一歩一歩登ると両側は花の群落だ。ヤマユリ、クガイソウ、シモツケソウ、カワラナデシコ等の草の楽園を楽しみながら頂上には一時半頃着。しばし休息して記念写真などを撮る。
 さて今日の宿の避難小屋はそこから4kmも先、背丈ほどに生い茂る笹や草木で
登山道が解からず、所々にある岩の段差や、こぶし大の石が転がっていて歩きにくいなか4時半頃ようやく小屋に着く。
 今日の小屋泊り利用者は40人程か、久しぶりに寝袋で休む。
 翌朝は6時出発を少し早めて出発するが、歩き始めてすぐ風雨が強くなる。東焼石平までは登り降りの連続。
 尾根に出ると身体ごと風に飛ばされそうで、風が弱くなるのを待っては歩くの繰り返しで約2倍の時間を要した。
 東焼石平に着いて一安心。そこからの下山道では3度の川を渡って無事三合目登山口に着く。
 この山は僕は2度目の登山でしたが花を堪能出来た山行だった。

 帰って梅雨明け前日の登山だったことを知る山旅となりました。

    
 
            
                          
  
         
           
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