両神山・雲取山(平成26年11月10日~13日)

   アルペン芦山会員5名(リーダーT田さんと女性会員4名)の秋山便りです。
   T田さんから報告と写真が届きました。・・・便りを有難うトミおじさん
 

   
    <詳しい報告文が写真の後にあります>  <I倉さんよりの写真を追加しました> 
      
       
            
 
           
    
 
               

       <以下の写真はI倉さんよりです>
  
   
                   
 
                                                
     <リーダーT田さんより報告>

                               両神山・雲取山
 1.日時  20141110日~13
 2.メンバー  T田、I倉、S水、Y本、H中

 3、コースタイム
 1110日(月)晴一時曇り  芦屋(アルペン事務所前)7:30==中央高速諏勝沼IC==雁坂トンネル==上落合橋15:55~16:05==中津川村キャンプ場16:20
 1111日(火)晴  キャンプ場6:13==上落合橋1130m6:45――仕事道(バリエーション)――両神山頂上1725m(正1723.5m)9:31~10:05――東岳1665m(正1660m)10:45~55――西岳1630m12:12~40――八丁峠1480m13:43~53――上落合橋駐車場14:50==キャンプ場15:25
 
1112日(水)曇り  キャンプ6:52==鴨沢登山口の上の林道道路わき駐車場835m9:10~35――七つ石小屋1680m12:47~13:15――奥多摩小屋14:20~25――巻き道経由雲取山荘1935m15:55
 1113日(木)快晴  雲取山荘1935m5:36――雲取山2120m(正2017.7m)6:14~30――奥多摩小屋1850m7:10――駐車場10:05~10:30==柳沢峠を経て勝沼IC経由芦屋(アルペン事務所前)18:10

 4.記録
 1110
 
集合場所の事務所前を予定通り7時半に出発。芦屋ICより阪神高速、名神を経て中央高速に入る。諏訪湖SAで湖を眺めながら昼食。カーナビは甲府昭和ICを指示したが、甲府市街の渋滞を考えて、勝沼ICで下りる。雁坂トンネルは有料で700円。ここを抜けるともう埼玉県である。
 中津川は埼玉県の紅葉の名所で、切り立った岩場と紅葉が美しく、景色を堪能する。

 まず登山口の上落合橋まで偵察に出かける。バリエーションの仕事道の取り付きには「立入禁止」。「危険」などの新しい看板があり、ロープが張ってあるが、そこを潜り抜けた踏み跡は明瞭。
 キャンプ場はバンガローがいくつもあり、炊事場や立派なトイレもあって綺麗。お風呂もあるが、今日は使いませんと断わる。今夜の宿泊は我々だけの様子。夕方になると寒いので炊事はバンガローでやることにする。
 6畳の畳敷きの部屋で大きなビニールシートを敷いて炊事をする。少量
のお酒とお鍋にウドンを入れて満腹となる。明日の準備をして寝袋に入る。

 1111
 5時過ぎに起床して昨日の残りのお鍋に御飯を入れた雑炊を食べる。6時過ぎに車で出発。上落合橋で準備を整えていよいよ登山開始。立入禁止のロープ横から登り出す。
 傾斜は急だが踏み跡は
明瞭でゆっくり登る。やがて紅葉もなくなり、一面の枯葉の斜面と冬枯れの木立になり、見通しが良くなる。1400mあたりからトラバースに入る。小さな沢1箇所、やや大きな沢3箇所を横断するが、水はほとんどなく、やや湿っている程度。ただ12月に入って凍結するとロープを張ったほうがよさそうだ。トラバース気味に少しずつ高度を上げ、最後に一登りしたら、稜線に出た。
 ここにも立入禁止の看板とロープが張ってある。ちょっと休んで5分も歩くと両神山の山頂である。その手前で清滝小屋からの一般道が合流する。単独行の若い女性が少し遅れて登ってきた。天気は晴で快適だが、少しモヤがかかり遠望はきかない。
 小休止のあと、八丁峠に向かって下山を開始する。頂上からすぐ鎖場が始まる、以降は延々と鎖場が続き、数えたわけではないが数十箇所あったと思う。それも結構急で登り、降りを繰り返す。木が生えているので高度感は余り無いが、アルプスのように木がないとすれば、相当なコースになるだろう。
 一度大きく下り再び登り返すと東岳、再び大きく下り、登り返したところが西岳で、
丁度昼ごろなのでここで大休止して昼食。その後も鎖場が続き八丁峠でようやく緊張から解放される。
 平日なので逆コースを登ってくる人は少なかったが、それでも7~8パーティーがいた。人数が多いと、鎖場で渋滞がおきて、時間はもっとかかるだろう。
 八丁峠からは安定した道を下り上落合橋には3時前に着いた。昨日はキャンプ場に到着したのが4時を過ぎていて谷間は日が翳っていたが、今日はまだ日が照っており紅葉が素晴らしい。
 美味しい夕食を食べ、明日の準備をしてシュラフに入る。

 1112
 5時前に起床して朝食はパン。コンロで魚を焼く網を使うと結構うまくトーストが焼ける。荷物をまとめ、車へ運ぶ。車に置いておくものを奥に、雲取山に登るザックを手前に置く。6時半出発予定だったが、こうした荷物の積み込みに以外に時間がかかり、出発は650分。来た道を引き返し雁坂トンネルを通って勝沼近くに戻り、柳沢峠を越えて青梅街道を丹波へ向って多摩川源流を下る。
 鴨沢の登山口で地元の人に聞くと少し戻った所から林道を進むと駐車場があり、歩行
時間が40分ほど助かるとのことなので、そちらに向う。準備をして登りだしたのは9時半を過ぎていた。
 天気は高曇りで雨の心配はなさそうだが、遠望は利かない。傾斜は緩く、道も整備さ
れていて歩きやすいが、単調な登りが延々と続く。少し登ったところが七ツ石小屋。ここで、気分が緩んで、おしるこを注文したり、コーヒーを頼んだりして30分近く休憩。
 ここから歩きや
すい道が七ツ石山を巻いており、ブナ坂へ至る。このあたりから防火帯の切り開きがあり、両端は唐松の樹林となる。やがて奥多摩小屋で、このあたりにテントが数張り張っている。
 この先から右手に小雲取山を巻いて道があり富田新道に出て少し登ると小雲取山に山頂の少し先に出た。このあたりはもう霧の中で山頂へ行っても何も見えないので、このすぐ先から巻き道に入る。ただこの道は延々と等高線沿いに続いており、良い加減嫌になったところで雲取山荘に着いた。
 小屋は大きく綺麗。通常二食付7800円、労山のカードがあれば7000円と安い。部屋は我々
で一部屋で炬燵に火が入っている。夕食は貧弱だが、昔の山小屋を知るものにとってはご馳走の部類に入る。8時半消灯。
 
 1113
 4時過ぎに起床。食事は5時前から出してくれるのはありがたい。ライトをつけて5時半すぎに出発。今日は大快晴。
 雲取山の山頂に着くと、正に太陽が上がったところで、素晴らしい夜明
けである。雪を被った富士山も目の前に広がる。結構気温は下がったため霜柱が立っている。少し雪雲があるのだろうか、南アルプスや浅間山は見えない。
 後は景色を楽しみながら下山するだけ。七ツ石山は下側の巻き道を通って緩やかな山道を下る。天気がよいので、紅葉が素晴らしい。
 予定より少し遅れたが、10時すぎに車に到着。シートを敷いて、荷物の整理をして各人の持ち物を確定。
 10時半に出発。双葉SAで昼食を食べて、あとは一路芦屋へ向う。午後6時すぎに事務
所前に着き解散。
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