兵庫縦断トレール第3区
(杉峠~藤無山~冨土野トンネル~三郡山~笠杉トンネル(平成28年5月14日~16日)

 アルペン芦山創立50周年企画兵庫縦断トレールも順調に進んでいます。今回は第3区間(若杉峠~藤無山~銅山~笠杉峠)でコース開発行事として第5回目の日程になりました。 参加者は会員4名。T本さんからの便りです。(文章は抜粋しています)

 14日(土)はJRで八鹿へ。バスに乗り換え、終点の「奥若杉(おくわかす)」に13:45着。宿泊先の車で若杉峠まで送ってもらった。
 ここから最初の992mピークに登る。まず一山終えておくという算段だ。道はないが気持ちの良い稜線だった。コルまでスキー場からの作業道が延びており、宿の大屋スキー場「ロッジふじなし」に16時過ぎに下った。
 ロッジの夕食は屋外テラスでバーベキュー。食事を楽しむうち、空は暗さを増し、星が瞬き始めた。

 15日(日)5時起床。朝食のおにぎりを食べ、前日のコルへ。藤無山への道標があり、山道もある。
 藤無山(1139m)は人気の山らしく、道はよく踏まれている。頂上に07:37。新緑のいい景色に誘われて下り道をつい間違え、引き返す。890mのコルに下り、銅山(953m)への縦走路に入ると、とたんに踏跡は怪しくなる。銅山も人気の山で、下りしな計4人とすれ違った。
 ピークを次々にたどり、この日の下山地点冨土野(ふどの)トンネルの上に着いた。落ち葉の堆積に足を取られながらようやく車道(県道)に下り、明延の集落まで1時間15分、車道を歩く。
 最終のバスは16:56発だ。それまで往時は賑わったであろう街並みを散策した。大屋のペンション翡翠泊。

 16日(月)5時起床。雨模様。6時に宿の車で前日の冨土野トンネルまで送ってもらう。稜線付近はガスっている。
 「本当にここでいいんですか」と聞かれたのはもっともで、周りに登山道らしきものはない。見つけておいた斜面から強引に登り、作業道脇をさらに登る。かすかな踏跡。
 最初のピークから強風だ。三角点のある量見山(または明延山・786m)からの屈曲に気を使う。間違えるとほかへ行ってしまう。周辺地形で現在地を確かめ、尾根の方角を慎重に読まねばならない。先に目指す山稜が続いているか、尾根の広さや斜度は間違いないか。ぴったり合ったら喜びがこみ上げる。地図読みの醍醐味である。ただこの日は山行3日目で、疲れもたまってしんどかった。
 強風と雨も本降りになる中、下りでついに間違えた。もう一度ピークに戻り、周辺をよく捜す。長い頂上台地のどこにいるのかがまず分かりにくい。台地の別の地点も確かめ、アセビが茂った先に稜線を見つけた。下り口にはテープもあった。O村さんはガーミンのGPSで現在地を確認し、この稜線が正しいことを裏付けた。
 この山行では、地形図とコンパスを頼りにコースを見つけ、GPSには頼らないことを基本にしている。最後の三角点ピーク奥組山(845m)に13:29着。
 笠杉トンネルまで急傾斜地を下り、14:10に国道429号に出てほっとしたものの、携帯電話は頼みのDocomoも通じず、結局明延の集落まで歩くことに。民家の軒下で雨宿りしながらタクシーを待った。
 16日は当初、段ケ峰までの長途のコースを予定したが、降雨と時間超過のため笠杉トンネルで終了とした。残る区間(笠杉トンネル~段ケ峰~川上)はあらためて実施の予定。(略 T本さん記)
                                                詳しい山行報告書はこちら
(第1回目より掲載しています)
                                                         第二次報告追加

               <写真はT本さんとO村さんより>
  
           
 
   
             
      
      
  
       
                       
  
   
   
       
               
 
       
    
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