第7回 中山道(なかせんどう)を行く (平成29年12月11日~13日))

                                                          前回まではこちらから

  
              
 アルペン芦山会員のSさん (熊野の語り部、毎年の 「ツレモテイコラ熊野」 の主宰者、そして海外ツアーも豊富でおなじみ) からの便りです。
 
 Sさんは中山道を27年3月、西の起点、京都三条から歩き始められました。
 中山道は日本の五大街道 (東海道、日光街道、奥州街道、甲州街道 中山道) の一つ、日本橋から京都三条大橋まで全長534km

 本州中部の内陸を繋ぐ街道。峠越えが多く気力、体力が必要。 江戸時代の面影をそのまま残す宿場町があり、歩き応えのある魅力深い道と言われています。

 今回は7回目、約半年ぶりの中山道歩きです。前回高崎で終わったので、今回は前泊して歩きました。
 ずっとアスファルトの道を歩くのでマメができるのが心配でした。
 例によって道を間違えたり、道草したりでしたが、予定通り高崎から桶川までトラブルなく歩けたので、後1回でお江戸日本橋に到達できそうです。
 高崎駅前のタバコ屋さんの看板猫のモモちゃんにも又会えました。

 12月11日(歩行距離:17.3キロ、天候:晴れ)
 高碕に行くのに間違って宇都宮行きの列車に乗ってしまい、引き返したので、出発は昼過ぎ。それでもきっちり、トンカツに濃厚な味噌味のミートソースがかかった高崎の名物パスタで腹ごしらえして歩き始めました。
 途中群馬県から埼玉県に入り、大阪でも有名な高級ラスクのガトーフェスタ原田の本社があるので、お店に寄り、ついでに工場見学もしてしまい、1時間のロスタイム。
 辺りは暗くなってきたので、神保原の駅から高崎に戻りました。今回、高碕のホテルに2泊して荷物は置いて歩くので楽です。相棒のOさんは、たくさんの買い物をして宅急便で送ってもらっていました。

 12月12日(歩行距離:27.5キロ、天候:晴れ)
 昨日の遅れを取り戻すべく、早朝の電車に乗り7時20分から歩き始めましたが、道をまちがえ、途中軌道修正し、暫く行くと”まるや”さんというお休み処があり、そこで又1時間以上の休憩をしてしまいました。というのも話好きのご主人が自称全国うまいもの通で、日本全国の珍味が置いてあり、自ら捌いて干して作ったサバ程大きさのアジの干物が保冷ケースあるのでした。私達は、まずよく味の染みたおでんと麹であえたラッキョウを、次にお願いして大きなアジの干物を焼いてもらっていただき、出がけに作りたてのお弁当も買いました。
 Oさんは昨日に引き続き宅急便を利用して買い物をされました。こんなに寄り道したのですが、熊谷宿には午後4時半頃到着し、列車で高崎に戻りました。

 12月13日(歩行距離:24キロ、天候:晴れ)
 今日は歩いた後帰阪するので、荷物を持って7時から歩き始めました。荒川の堤防を歩いた時、富士山が見えて感激。
 荒川は大阪人にはなじみは少ないですが、過去の氾濫の歴史や、川幅の広さは印象的でした。
 今回国道17号線を歩くことが多かったのですが、中山道の日本橋から高崎と三国街道の高崎から長岡を継承している国道だと地元の人に教えてもらい納得しました。
 歩き終わり予定の桶川宿には午後3時前に到着し、東京経由で帰阪しました。
(Sさん 記)

 歌川広重の中山道を描く版画を見ると、Sさんが歩いたコースで見た上毛三山(赤城山、榛名山、妙義山)がハッキリ描かれています。(トミおじさん記)

   
      高崎宿                      本庄宿                       鴻巣宿                      桶川宿

  <写真もSさんより>

   
 
                                                             下仁田ねぎ畑の向こうに赤城山が見える
           
                                                                                一里塚跡                                                                   
      
     高碕のタバコ屋の看板猫ももちゃん                                               荒川河川と富士山                       
                        
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